少年時代でのお姉さんの存在って憧れます。
僕には女兄弟がいないので弟と姉の恋愛感情ってあるのか?謎です。
美人で素敵な女性であれば思春期の弟はイチコロですよね。
一緒にお風呂に入ったシーンは印象的でした。
えー!
そこまでしといて近親だからダメって。
姉が弟にする性教育なんですね。
いいなあ。
美しく感じました。
一度っきりのお姉さんとのお風呂を想い出にしまって。
最後のシーンはもっと圧倒されました。
残り香ってそいう意味だったのですね。
本当はお姉さんもずっと弟を好きだったなんて泣かされました。

     南ヒロシさん(男性)
初めて読んだ彼女の作品。
極度のブラコンである隆。
姉を愛し、そしてその呪縛からは逃れられない。
それが仕組まれた運命だとも知らずに。
まさか最後にこの展開がくるとは想像もしていませんでした。
不意をつかれましたね。
長編の官能小説なだけに、
様々な女性との逢瀬が描かれているので、物語当初に登場した
女性とは後々関係なくなってしまうのが若干残念なように思われました。
姉が死んだことにより、隆が若い頃の自分を回想していくのですが、
同級生、学校の教師との逢瀬、そして愛する姉との情事。
どれも女性優位で事が運ばれるので、
この手があまり趣味でないM女にはあまり刺激にはならないかも・・・。
けれど、幼い姉の幻影に翻弄される隆を見ていると、妙にSの自分が出てきて、
そういった視点からは楽しめる作品でした。
終いには姪にまで手を出してしまうし、
なかなかのブラコン変態ぶりなところには興奮しましたね。

     ミーヤさん(女性 東京在住)
大好きな姉が死んだ…。
冒頭のセックスシーンから一転。
どん底に突き落とされるような訃報。
主人公の過去の回想から繋がっていき…
それはパズルのピースを埋めるかのよう。
詩織さんの作品にはそういう要素が込められていて、
私は何度も読み返してしまいます。
謎が知りたくて。(笑)
最初から仕組まれていた?
どん底に堕ちていこうとも構わないと思った主人公。
本当に好きになったら…堕ちてくと分かってても
止められない気持ちが凄く伝わりました。

最後は…もうホラーですね…。
読み終えた時、エロスよりも恐怖が残りました。(苦笑)
それでも、読者に余韻を残すという素晴らしさ。

     ハナァさん(女性 33歳 主婦)
 ねえ、早瀬君、強引かもしれないけれど、私には、この作品が、詩織さ
んバージョンの源氏物語のように感じられるんだ。様々な女性たちとの関
係から自らを成長させつつ、亡き母に似るという藤壷を慕い、その悲恋の
後は、瓜二つの若紫を自分好みの女性に育てていく源氏の君・・・さて、
現代女性を相手に君が詩織ワールドに投げ込まれるとどうなるか。
 ねえ、早瀬君、回想で、君はしきりに「私がもっと強い男だったら」と
繰り返すよね。本当にそうなのかな。私は随分考えたよ。響子さんや、中
川先生のような素敵な女性に好意をもたれる君の長所が、「とってもきれ
いな目をしている」だけじゃ、あんまりじゃなかろうかと。心理描写が巧
みな詩織さんが、なぜここまで言葉を省くのだろうと。
 多分、強い男になっても、君が由美子さんにしたように人を突き放すこ
とはできても、助けることなんてできないんだよ。むしろ、逆に何にもで
きない君だったからこそ、君の「とってもきれいな目」から響子さんや中
川先生は自分の力を引き出すことができたんじゃないかな。そう、あの素
晴らしい女性たちが自分の心の痛みを抱えていたが故に、あれほどまでに
心優しい人だったように。
 ねえ、早瀬君、君の幸福と不幸は、君の「大切な女性」が、「お姉さん」
そのものではなかったことじゃないだろうか。源氏の君は、その死後に至
るまで、藤壷のすべてを愛し続けることができた。だから、出家するとい
う形であれ、自分で自分の始末をつけることができた。でも君はそうじゃ
ないよね。君が愛したのは、君が一緒にすごした時期の「お姉さん」だけ
なんだから。知里ちゃんが大人になれば、「残り香」は消え失せ、君の幸
福は破綻せざるをえないよね。
 しかも、若紫は幼女だったけど、知里ちゃんは13歳の現代女性、源氏の
君のように自分の理想の女性に染める(それが紫の上を如何に後年苦しめ
たかは別にして)ことは元々無理な話だよね。あそこまで翻弄されること
は予想外だったかもしれないけどさ。
 とすると、救いは、世間からは馬鹿な男とみられようとも、君の空想が
実現することしかないよね。私は君が正しいことを心より祈るよ。

     hiroさん( 東京都在住 中年サラリーマン)
知人の薦めで詩織さんの作品を初めて読ませていただきました。
正直、官能小説はあまり興味なかったのですが、
読んでみると、表面的な愛ではなく、
とても深い愛に考えさせられました。
そして最後のおちのようなどんでん返しも
とても好きです。

     皿さん(女性 東京在住)
小説を読むのは、初めて。
作家さんの努力ある作る側の姿と作品に、興味を示しました。
性と言うのは。
その人の本来の姿を表す様に思います。
「早瀬隆」。彼の人生を通して、様々な状況を展開していくなかで、
姉の存在と言うのは表すことの出来ない、掛け替えのない存在。
亡くした両親を目にして、残された兄弟の心境と言うのは、
何も言えない心境ではないでしょうか。
姉。涼子が親代わりとして、弟を思いやり、導いてあげる、懐の大きさに感嘆します。
想いと言うのは、只の存在ではない、言い表す事が出来ない想いだったのですね。
そんな姉を亡くし、残された大事な娘の存在。
誰にも譲りたくない想い、わかった気がしました。
社会を通じてシミュレート出来る、
色んな要素が含まれた学びになった一冊にでした。

     海翔さん(男性 兵庫在住)
いわゆる官能小説のジャンルの長編小説とはいえ、
その内容は普通の小説といえるだろう。
確かに扇情的なセックス描写から始まるものの、
その情事が終わった後の一本の電話から、
早瀬隆の運命が大きく変っていく展開にページをめくるのが止まらなくなる。
回想から現在の流れの中で描かれるのは、
近親愛、近親相姦の切なさ、やるせなさ。
作者は女性なのに、どうしてこんなに性の目覚めの頃の男性の心理を
ここまで上手に描けるのだろうか。
私には姉も妹もいないが、性の目覚めの頃、
姉がいる友人がとってもうらやましく思ったことを思い出してしまった。
ところどころ挿入されるセックス描写も丁寧で、
その表現は扇情的でありながらも、せつなさが伴っている。
登場する女性、それぞれが魅力的だ。
そして後半から登場ずる、姉の娘、知里の妖しさは恐ろしいほど。。
早瀬隆のこの先の運命は幸福か、それとも破滅か。。
いわゆる性的興奮のみを期待する方には薦めない。

     あおばさん(男性 40代 会社員 兵庫県在住)
松崎詩織さんの「残り香」を読んで、
私の体が変わってしまったような気がします。
読む前よりも、ずっと感じるようになりました。
セックスがなんだか違うもののように、感じるのです。
凄いんです。
小説に出てきた色々なシーンが、
私の体の中に鮮烈な記憶となって残っているのかも。
残り香ですね。
私を変えてしまった松崎詩織さんに、
このことが伝えたくて、写真とこのメッセージを送ります。

     美香さん(女性 21歳 フリーター)
残り香、拝読しました。クライマックスには驚きの一言でした。
知里と再び出会ってからの、偶然の、姉夫婦の事故死。
知里と住むようになってから、由美子との破局、そして、
由美子と隣の住人の死・・・ 早瀬の運命は知里に
コントロールされているようにも思えました。
詩織さんだからこそ描ける小説ではないかと思います。

     
     成沢真琴さん(女性 23歳 会社員)

私には兄弟がいません。いわえる「一人っ子」ってヤツです。
もし、姉とか妹という存在がいたら随分と人生は違っていたものなのかも知れない。
この「残り香」は主人公でもある早瀬という男の生涯の中で
突然現れ、関係を築き、別れていった女性たちの物語です。
幼少時代に両親を交通事故で亡くしたときに全ての面で支えてくれた姉の涼子。
兄による虐待を受けていながらも健気に強気な言葉で
早瀬少年をリードしようとするミステリアスな響子。

まさかの過去を持った美人保険教師の中川先生。そして壮絶かつあまりにも悲惨な
結末を迎えてしまう恋人の由実子。
すべては姉の死後に残された13歳の娘の知里の
存在が早瀬の運命をコントロールしていく。

初めて女性を意識させてくれた大好きな姉、
涼子の生き写しともいえる知里が目の前に現れた瞬間の衝撃で
一気に幼少時代にまで引き戻されてしまう。

男性は姉という存在に対しては少しはこの物語と同様の意識を抱くものなのであろうか?
逆に姉というのは弟に男性としての魅力を感じてしまうのだろうか?
人には言いにくい秘密を持ったもの同士のお互いの探りあい、
そして認め合いたい気持ちの交錯がとても面白かった。

と同様にこの女流作家、松崎詩織さんに
今まで以上に興味を惹かれることにもなった一冊であった。

     NEOさん(男性 東京在住) 

詩織さん初の長編、読み応えがありました。 
いい意味で裏切りの連続で、
飽きずにいっきに読むことができました。  
細部まで計算しつくされた展開、引きの強いラストに
女性としての小悪魔の要素が見え隠れしているようで、 
この作品を通して改めて詩織さんを「いい女」だと思いました。  
それにしても主人公のまわりは
ナイスバディな美女ぞろいで、
幸せ者ですね(笑)

     歌南(M.S.)さん(女性)
作者初の男性一人称で書かれたこの作品は、
作者と主人公を重ねることで、
いっそうの感興を高めていた詩織ファンとしては戸惑ってしまう。
だが、読み進めるうちにテンポのよい文体の世界に引き込まれる。
 主人公の「私」は、この作家の原風景とも言える「弟」との同一化によって、
書き上げられた姿のように感じられる。
男である「私」を描きながら、相手の女性は本当の「私」(作者自身)、
身体のすみずみまで、心の襞のすみずみまでも
知り尽くした女性だから描写に迫力がある。
 「私」と「姉」との風呂場のシーン。
「私」と「彼女」との情事のシーン、「私」と「美しい姪」との禁断のシーンなど、
執拗なくらいていねいな描写で男性読者ならエレクト必至である。
言葉の持つ力〜いやらしい言葉をぶつけあうことが、お互いの官能を高める。
まさに性は、知的な作業であり、文化と言われるゆえんだ。
 この作品も、作者得意の意外なドンデン返しに息をのまされる、
上質のエロティック・サスペンスに仕上がっている。
読者は、『残り香』というさりげない表題に入念に仕掛けられた罠にはまる。

     白河薫(カオル)さん(男性 三重在住)

姉への想いの複雑な心境から、
世間の女性を受け入れられずに
生きてきた隆を、取り囲む女性の優しさの描写が、
切ないですね

姉が死んでからの忘れ形見の姪の知里への思いが・・・。
本人も、欲と理性との間に挟まれ葛藤が・・・
隆も自分が堕ちていく事、堕落と愛との狭間に・・・

最後のミステリアスな部分が
もっと膨らんで欲しかったかな?
あっ、スミマセンサスペンス好きなもので・・・
それで、最後には隆も・・・
その後の知里でシリーズ化?

     ゆうじさん(男性 会社員 神奈川在住)
月刊『野外露出』のベンジーです。
読後の第一印象は、
近親愛を共通のテーマにした4つの短編を一気に読んだ感じでした。
衝撃的な出来事で掴み、謎の手紙やエッチシーンのじらし効果で
後ろへ後ろへと引っ張られていきます。
最後になるまで展開が読めず、
どうなるのだろうと思わせるストーリーです。
そういう意味ではミステリー小説のようです。
最後まで読んだら読んだで「あれっ」て思わせられたり、
奥が深いです。巻末に解説を探してしまいました。
多少強引かなって思われるところもありますが、
それも含めて楽しませて頂きました。

     ベンジーさん(男性 月刊「野外露出」管理人)
長篇第一作『残り香』拝読しました。読み応えのある一冊でした。
メインストーリーが展開してゆく課程で描かれる、
同級生・響子のエピソードと保健室の中川先生のエピソードは、
独立した短篇としても楽しめるし、
それぞれ印象深い挿話だけれど、それが主人公のヰタ・セクスアリスとなり、
さらにある種のビルドゥングス・ロマンになっているところが
ラストのサスペンスと悲劇に奥行きを与えていて周到だなと思いました。
「美しい肉体。傷だらけの心」(103P)というフレーズは、
まさに詩織ちゃんワールドを端的に言い表しているね。
クライマックスからラストへかけての展開は、異様な迫力がありました。
特に由美子が壊れていくところは圧巻でした。
女性の悪意や、少女の魔性に関する、ある種醒めた描写も、凄味を感じた次第です。
男性作家だと、ここまで突き放した書き方は出来ないね、たぶん。
悲劇へ向かって収斂してゆくストーリーに見えて、
ラストのフレーズである種のハッピーエンドに転化するところも良かったです。
ただし、これを読んで、女性恐怖症に陥る男性読者もいるかも知れないので、
気が向いたらでいいけど「幸福なセックスの物語」も書いてほしいなと思いました。

     猫神博士さん(男性 作家)
少年が、性に目覚め、その喜びを覚えていく。男の子なら、誰しもが願う
女性達に手ほどきをうけそして、最後には、禁断の快楽に溺れていく。
一人の男性の成長を追った作品が「残り香」です。
少年の成長だけではく、ひょっとして、少年に性の手ほどきをする。
そんな願望が女性にも、また、あるのでは。少なくとも、作者には、
あるのかもしれない。そんな風に思ってしまうほど、自らの手で、
少年に性の手ほどきをする喜びに満ちているのです。
過去の作品と違い、男性の視線で書かれた部分が多いにも関わらず、
露骨な表現では少なく、とても柔らかく繊細な言葉で、男性の性の喜びを綴っている、
その中に、ふと織り込まれる女性の視線、感性。直接的な表現は少ないのですが、
じんわりと、湿り、濡れ、染みが広がってしまう。私が一番気に入っているトーンは、
この作品にも表れていて、そのことが、幾度と無く描かれた、
あこがれの女性による、恋の手ほどきという題材に新しい雰囲気を与えています。
デヴュー四作目。四つの物語を組み合わせ、一つの長編に仕上げた作品です。
それぞれの物語が、しっかりと繋がり、流れを創り、ちょっとだけサスペンスっぽい風味が、
女の貪欲さを引き立て、男の虚しさを浮き彫りにしています。
身体に、そして、心に染み入った残り香は、目に見えない首輪のように、男を拘束し、
逃れることは出来ない。そして、再びその残り香に引き寄せられてしまう。
性の喜びとは、女という首輪に繋がれた男を介して、女性から女性へ、
時間や場所をも越えて、受け継がれていくものなのかもしれません。

     はるかさん(身体は男の子、気持ちと下着は女の子)   
読んでいたら、思わず涙が零れていました。
響子と友達がすごく境遇が似ていて、
その時の事を思い出してしまいました。
思いがけないラストに、驚かされました。

     NANAさん(女性 埼玉在住)
「残り香」を読んだ直後の感想は・・・
「本当に官能小説?」という感じでした。
主人公の隆の姉に対する純粋なキモチと、
それにそぐわない人間の本能である性的欲求が、
物語全体を切なくしている印象を受けました。
隆が高校生時代から関係するそれぞれの女性たちも、
一人ひとり読み終えたときに姉も含め、記憶に残りました。
容姿が恵まれていても、うまく男性を愛せないという部分が、
主人公の寂しげな雰囲気にリンクしていたと思います。
そして、愛する姉の娘との関係の発展が、
最初から仕組まれていた運命であるかのように
展開されていくラストは、
想像以上のものでした。
読んだキモチを文章にするのはとてもむずかしいですが、
詩織さんの作品はホントに、
カラダとココロを満たしてくれる官能ですね。
私も、隆のような純粋な愛で、
カラダとココロを愛して欲しいです(??????)

     雪さん(女性 医療職)
詩織さんの美しい裏切りに、
今回も感じさせられました。
詩織さんの小説って、
なんでこんなに胸を苦しくさせるの?
詩織さんの小説って、
なんでこんなに心を甘くさせるの?
詩織さんの小説って、
なんでこんなに身体を濡らさせるの?
もう詩織さんの小説なしじゃ、
生きていけないよ。
あなたが好き。

     春咲小紅さん(女性 20歳 学生)
銀座のバーのカウンターで、
松崎さんの小説を読みながら、
ロックのバーボンを舐めています。
キャンドルの灯りの中で読む『残り香』は、
いたく幻想的で酔いをほどよく回らせてくれます。
さっきから隣でチラチラと私の方を見ている一人客の女性は、
きっとこの本の表紙のイラストが気になっているのでしょう。
あと5ページを読んだら、声を掛けてみるつもりです。
うまくいくかどうかは、松崎さんの小説次第ですよ。

      山崎勉さん(男性 会社員)
駅の本屋さんで「残り香」を買いました。
帰宅途中の電車の中で読んでいて、
身体がどうしようもないほど興奮してしまいました。
中川先生が
「私に命令して。言われたこと、なんでもしてあげるわ」
っていうシーンで、たまらなくなって途中下車して、
駅のトイレで下着を降ろすと、そのまま自分でしちゃった。
寝る前にベッドで一人で慰めるのは毎日だけど、
外でシタのは生まれて初めて。
松崎さんの小説は、あたしをおかしくさせちゃったのよ。
トイレの個室の中とはいえ、外でイクなんて自分でもびっくり。
まさか自分でもそんなことするなんて、おどろき。
あたし、どうかしちゃったみたいです。
松崎さんのせいよ。

     理香さん(女性 27歳 OL)
美しい言葉のひとつひとつに
「残り香」を感じました。
感動させていただいたお礼を込めて、
私の愛用の香水の写真を送ります。
ラルフローレンのサファリです。

     ふじさん(男性 会社員)
自分が少年だった頃のときめきを
詩織さんの小説は濃密に思い出させてくれる。
それはほろ苦くて、甘酸っぱくて、
懐かしかったり、後悔だったり・・・
こんなに切ない小説を
官能小説というジャンルに押し込めておくのは、
そろそろ限界なような気がする。

     太郎さん(男性 映画館勤務)
詩織さんはなぜ官能小説なんか書いているの?
純文学を書けば、芥川賞だって狙えると思う。
もったいない。
でも・・・・・・いつまで私の為に、
官能小説を書き続けて欲しい。
私をいつまでも興奮させて欲しい。
ああ、この矛盾した気持ち。
詩織さんはすごいよ。

     春日子(はるひこ)さん(男性 会社員) 
自分にも姉がいました。
自分が小学生のときに病気で亡くなりました。
あまり記憶は残っていませんが、
美しい女性だったことだけは覚えています。
詩織さんの「残り香」を読んで、興奮しました。
もし姉がまだ生きていたなら、
きっと自分は姉を愛していたのかもしれないと。
胸が締め付けられるような小説でした。
美しい文体と官能的な描写が渾然となった
独特な世界だと感じました。
やられた。
自分は断言します。
詩織さんはいつか必ず、直木賞を取ります。
なぜならこんなにも美しい文章で、
自分を勃起させられる作家は、
日本には他にいないからです。

     こーじさん(男性 29歳 自衛隊員)
いや〜まいった! mixiで本の宣伝のメッセージを見て、
初めはネカマのいたずらかと思いきや
書店に行くとその本が本棚にある・・・
とりあえず、買って読むことにしたら、
読み始めたらその日のうちに読んでしまった(^^;;
最初は、ネカマと思ってた関係上、
男が女性の著者に化けて官能小説を書いているんじゃないかと思っていたら、
さにあらず、女性的観点からの描写の素晴らしさ・・・
ドラマチックな展開楽しませて頂きました。
(最初からの詩織さんのファンの方ごめんなさいm(_ _)m)
単なる近親相姦のストーリーかと思いきや
姉の娘 知里の登場からサスペンス的な展開となり、
一気に読ませて頂きました。
知里は僕が高校生の時に見た
ジョディーフォスターの主演映画「白い家」あの少女とダブリ、
ゾクゾクとした感覚を約30年ぶりに感じました。
詩織さんの才能はまだまだ未知の領域がありそうなので、
これからの作品に大いに期待したいと思います。

     スカイ!さん(男性 48歳 不良会社員) 
この作品は、詩織さん初の中篇小説であり、
過去を回想しつつ、
主線と複線が錯綜して物語が進められています。
しかも、一人称をメインの描写に用い、
臨場感が高められています。
詩織さんの作品には”哀しさ”が感じられます。
作品の共通点は何時も悲劇のうちに幕が閉じられてます。
詩織さんは中・高校生時代
シェークスピアの「悲劇」を読み漁ったようで、
多分に彼の影響を受けているそうです。
本作品も、悲惨な交通事故からストーリーが始まり、
何人もの登場人物がこの世を去っています。
ただ、一番驚いたのは物語の最後で示唆されている、
主人公の詮索。
思わずドキっとしてしまいました。
その内容が知りたい方は、是非この作品を読んでみてください。

     毒りんごさん(男性 建設業 千葉在住)
シスコンと男性の描写が絶妙で、
本当に女子大生が描いているのかと感じた。

     武士道アスリートさん(男性)
最初に手に取ったのは、
とても綺麗なイラストの表紙だったからです。
何冊も置かれている中で
惹きつけられるものがありました。
官能小説の表紙じゃないみたい・・・。
あらすじを確かめてから、
購入させていただきました。
読み進むうちに、
ぴたりと寄り添ってくるような文章に 
じんわり興奮。
官能小説初心者ですが、また、読みたいです。
ありがとうございました。

     terumi ☆さん(女性 理髪師 大阪在住)
教育実習生から今回の最新作まで全て読ませていております
今回は日本から上海に向かう日に成田エクスプレスに乗って読み始め
イミグレの待ち時間に読み 飛行機の中で最後までいってしまいました・・・
詩織さんは由美子さん似のように感じました
8項にある由美子の体は「豊かな胸と括れたウエスト で身長が170センチ」
という節から勝手に想像してますが・・・仮にだとした時に
詩織さんの実体験がどの辺に書き込まれているのかを想像してしまいました。
私のお気に入りのフレーズは10項にある
「いつもの通り・・・口に含み・・決め事のようになっていた」
こんな決め事が出来るような女性と是非知り合いたいと節に思いました
終盤の知理ちゃんは小悪魔で推理小説のような流れで展開し終わるところは
小説家としての才能を感じました。
推理官能小説の代表作に挙げられる日も遠くないのではないでしょうか?
これかも 新作を出るのを楽しみにしております
飛行機の中で読み終えたのですがCAさんに少しご迷惑をおかけしたことを
この場を借りましてお詫び申し上げます  ゴメンナサイ

JALの飛行機の中での写真を添付しました

     トリノでトリオさん(男性 46歳 会社役員)
寝る前に読みはじめて、気がつけば朝になってました。
冒頭からお話に引き込まれしまい、ついつい読んで、
最後は衝撃的な展開で、しばらくお話の世界に浸りました。
十三歳の知里が出てきたとき、ロリータ物かな? なんて、思っていたけれど、
最後まで読み終えると、知里が妖艶な大人の女性に見えて、
とてもじゃないけどロリータというよりは、
「この子っていくつだっけ?」 と思ってしまうほど、大人の官能を醸しだした、
知里がいた。他の、由美子、響子、保険の先生……
そしてその中にも、主人公が秘めたお姉さんへの想い。
さまざまな主人公の思いと官能に引き込まれたはずなのに、
ラストの知里がすべてを持って行くような感じで、
ものすごく「少女に秘められた、妖しい世界」に引き込まれました。
そんな物語を、男性視点で書かれた女流官能小説家の松崎詩織さんは、
とても素晴らしいと思うし、私のあこがれの作家さんでもあると、改めて思いました。
そしてこの本に出逢うきっかけをくれたのが、
その詩織さんであることを誇りに思ってます。
詩織さんのお話は、単純に官能小説というよりも、
ミステリーが混じって、女性でも読みやすいと思います。
せつなさとはかなさを含んだお話であり、そこに妖しい官能が秘められている。
素晴らしいものばかりです。
そして、これからの詩織さんの作品もすごく楽しみにしています。

     紗雪さん(女性 32歳 主婦)    
決して読者に媚びた展開には持ち込まず、
全ての要素が必然的に繋がっていて、
綿密で独自性の高い世界が築かれており、読み応えがありました。
登場人物の感情の高まり方が丁寧に描かれていて、
作品の世界に、自分の身体が痛いほどシンクロしてゆきました。
共感を覚えるだけに止まらず、所々に予想外の大胆な描写があり、
音を立てて常識を切り裂く言葉の数々に、はっとさせられました。
その為か、読後感の中に自分の意外な一面を発見した気がしています。
不思議な魅力を持った作品でした。
主人公が知里の髪の毛に指をからめただけで射精したシーン、
あれは松崎さん以外の作家には思いつかない描写だと思いました。
一生忘れないシーンです。
女性の視点とも男性の視点とも言い切れない、
新しい切り口で人間の性を描いてゆく松崎さんを、
今後も陰ながら応援させて頂きます。松崎さんの次回作、本当に楽しみです。
松崎さんが、今書きたいものを書くだけで、きっと面白い小説になると思います。
普段、あまり小説を読まないのですが、
今年の正月は松崎さんのお陰で久しぶりに小説の楽しさを堪能しました。

     タクマさん(男性)
初めて感想をおくります。前半の隆の回想シーンは、
前の3冊を彷彿とさせる雰囲気があってそれぞれ魅力がありました。
でも、特に、最後のクライマックスの知里がすごくよかったです。
涼子、響子、中山先生との回想シーンの全てがクライマックスにつながっていて、
クライマックスを作るためのパズルのピースだったのが分かって感激しました。
途中で、こうやって組み立てられるのかなと予想しながら読んでいました。
そうしていると、それぞれのピースがすっきりはまっていき、
すごく心地よい感じがしたのとともに、プラスアルファの意外な展開があって、
本の世界に完全に引き込まれてしまいました。
キャラクターとしては、やはり知里に惹かれました。
天使の顔の裏に、妖しい色香、さらには悪魔の側面も持っていたのは意外でしたが、
私の惹かれてしまうタイプ
かなと思いました。今はそんな時代なのでしょうか。
13才でと思うと怖い反面、私なんかは知里に思い通りに操られ、
どっぷりとはまってしまうだろうと思いました。
長編に初挑戦と聞きましたが、全然そんなことを感じさせず、
想像以上によかったです。
今まで読んだ本の中でもベスト3に入るかなぁというくらいよかったです。
前の短編の3冊もそれぞれすごく惹かれてしまいましたが、
今回のものは際立っていたように感じました。
応援していますので、また次の作品をお願いします!

     りょうさん(男性)
読み始めるとすぐに作品の世界に引き込まれて、
気がつくとあっという間に読み終わっていました。
男性の視点から描かれて今回の作品は、
男性心理をこうも書かれてしまうと正直怖くなった。
大人になった一人の男性の少年期から
現在に至るまでの出来事について、
男性心理がリアルに描かれているように思える。
保険の先生との初体験のシーンは、
年上の女性に対する思春期の微妙な男心を
如実に表現しているなといった感じで、
非常に印象強く残ってしまった。
ラストで色々な謎が解けるというような物語の展開が、
官能小説を読んでいるような、
ミステリーを読んでいるような感覚だった。
今までの作品も含めて、
単なる官能小説ではないところが好きです。
早く次回作が読みたい。

     DAYDREAM さん(男性)
読後の感想は上手くまとめられ過ぎているような感じで。
後半は畳み掛けるようでもう少し頁数が欲しいと思ったり。
主人公に優等生ぽい、育ちのいい雰囲気があって
今回はあまり感情移入は出来なかった。
だが男性の興奮する様の描写は、凄く思わず私もボ(ry
私が印象深かったのは。
主人公の元カノである、由美子が隣に住む浪人生との一幕。
携帯で、逐一今の状況を伝えながら、
本当は厭な筈なのに気を引きたいがために出る行動。
それがいじらしく切なくて……でも一番焼きついたシーンである。
私個人の感覚では、
身に詰まる切なさや心に突き刺さる苦しさが少ない気がして。
面白いんだけど。。読み応えもあって良いんだけど。。
生意気な感想でごめんなさいm(_ _"m)ペコリ

     十七夜さん(男性)
女性が描いた男性の視点、考え方、欲望としては
驚くべき観察、表現がなされていたと思いました。
姉に対する背徳的な感情が芽生えた思春期を過ぎ、
同級生、保健の先生、恋人へと対象が変わって行く中でも
シスコンとも言える感情が消えないでいることが表現され、
主人公の思いに浸る事が出来ました。
私も同じシチュエーションならと思ってみると
同じような行動をするかもしれません。
後半の姉の娘との出会いから、
ラストへ向けては姉も背徳的な欲望を抑え、
思いを日記に残していたことが彼女の思いの強さを感じたのです。
そして、その日記を読んだ娘が取った行動は
姉の思いを遂げさせたかったのではないかと思ったのです。
その姉の思いと娘の行動、そして主人公の思いが、
この本のタイトルである「残り香」なのだなぁと思ったのです。

     瓦そばさん(男性)
冒頭のセックスシーン。ドキドキしました
そして、姉の死を聞いた時の反応から
すでに一線を超えた禁断の関係だと思いました
過去の響子の話は、なんとなく予測できる内容でしたね。
だからこそ真相を知りたくて続きを読む
やはり姉と関係を持っていたけど
最後の一線は超えていなかったんですね
保健の先生の誘惑関係は、
そういうパターンなのかと感心しました。
最後の知里はねぇ…
ラスト7ページで散らばったピースがぴたりとはまる。
やられました。
詩織さん。さすが、プロの小説家ですね

     妃水ねこさん(男性 27才 セブンイレブンの人)
何とも言えない、詩織さんの妖艶なる倒錯的な
官能美の世界にすっかり酔いしれ、
詩織さんが紡ぎ出す、
雅で耽美で婉然なるスト−リー展開に心奪われ、
相変わらずの、近親相姦を題材とした社会風刺も、
何時ものピリリとスパイスがきいた、
しかし、さりげない形で纏められていて、
物語りに引きこまれ、読後は、甘く切なく心をツーンとさせる、
ほんのりとした清涼感と共に、
ほのかな良い意味での違和感を感じさせてくれた、
小生にとっての良書でした。
「姉」、「中川先生」、「響子」、「由美子」と少年から青年、
成年へと移り変わる「私」。
そして、ラストの「知里」への疑惑の展開。
まるで男性の成長していく精神心理を
知り尽くしているかの様な詩織さんの筆力。
松崎詩織は、もはや男性に心理的な
肉体的な良質なる勃起を促す作家である。

     直実さん(男性)
電車での移動の合間を、
「残り香」で潰してみました。
冒頭から物語に引き込まれました。
あっと言う間に完読してしまったわけですが、
私にも似た経験がありましたから、
思わずダブってしまい、結構重かったです^^;
もちろん、官能の世界にしばらく浸れました。
仕事を忘れるほどに。
物語の中の「私」は、どんな風体だったのか・・
女性の読者は、きっといろんな妄想を抱いたのでしょうね。
とっても、素敵で美しい小説です。
読まれた方は、
快楽に浸ってみたくなってるに違いありませんね。
きっと。
次回作楽しみにしています。
できれば、知里目線でお願いします。
これからも頑張ってくださいね。

     としゆきさん(男性)
待ちに待った新作!
今回は初の長編書き下ろしとのことで期待と不安?(笑
を持ちながら読ませて貰いました。
こんな批評家めいた言葉はなんですが。。。
過去作より確実にスケールアップしてますね。
それと今回の主人公は男性。
この変化も色んな意味で興味深く楽しめました。
すでに情痴的内容があろうがなかろうが
関係ない作品になってると思います。
男性が陥る恐怖と女性の持つ情念の恐怖が入り混じり
一種ホラー調なのも良かったです。
私的にはあらためて。。女性は怖いと思わせてくれた作品です。
今後の作品もお待ちしています。

今回はかなりの力作でしたね。
今までと作風も違う感じもしました。
でも偉そうで申し訳ないけどすごく発展性を感じます。
今後とも無理なく楽しく執筆してくださいね。
ファンとして今後も楽しみにしています。

     伸さん(男性)
詩織ちゃんらしさが出てた事に、
先ず安心。
勝手に短篇の名手だと思っていたことを、
反省。
タイトルと文の味がマッチ為てることに、
感心。

     おーはしさん(男性)